私は「酸化亜鉛」と付き合っていきたい。皮脂と毛穴とUVと。

SNSで「酸化亜鉛フリー」が流行っている。

最近肌荒れが気になる私。自分の持っている化粧品の成分を見ると、しっかり「酸化亜鉛」が入っていた。酸化亜鉛とお別れするべきなのか?

私のお気に入りたち

友利新先生が「酸化亜鉛」が肌に与える影響について詳しく解説してくれているこちらの動画で、酸化亜鉛は何者なのか、なぜ悪者になっているのか調べてみることにした..

酸化亜鉛の基本情報

  • 亜鉛に高熱処理を加えることで安定性が高めたもの
  • 昔から化粧品に使われており、特に白粉(おしろい)にも使用されていた
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化粧品に酸化亜鉛を使用する理由

  • 光の反射効果: 細かい粒子が光を反射させ、フラットな肌に見せてくれる
  • 収斂作用: 毛穴を収縮させてくれる
  • 紫外線カット: 特にUV-Aを強力に反射、ノンケミカルでUV-Aカットできるのは酸化亜鉛だけ
  • 皮脂吸着: 皮脂を吸着して固める効果があり、化粧崩れ防止の下地としても使われる

安全性について

亜鉛にアレルギーがない人にとっては、安全性が高い成分であり、直接肌に触れにくい処方が多いため、過度に心配する必要はないようだ。

悪者扱いされる理由

酸化亜鉛のせいで、毛穴が詰まり・開き・黒ずみの原因になると誤解されているから!!

酸化亜鉛には皮脂と混ざると固まる作用があり、これが毛穴に詰まると思われている。しかし、角栓のように固いものでななくゲル状の緩い物質なので、毛穴に詰まりにくく、洗顔・クレンジングでしっかり落とせるのだ。

毛穴詰まりの原因は、酸化亜鉛のせいでは酸化亜鉛と皮脂が混ざったものを落とせていないことにあるという。

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大事なのはクレンジング!!

最近のメイクアイテムは皮脂に強く、オイルを弾くものが主流。酸化亜鉛も水を弾くようにコーティングされ、皮脂を吸着する。皮脂でメイク崩したくないニーズに応えるためだ。

それに対し、酸化亜鉛を気にする人には、肌が弱かったりなどで優しいクレンジング(ジェルやミルクタイプ)を使っていることが多い。オイル系クレンジングでも皮脂に近いものでは吸着されずに落ちない場合がある。

私もクレンジングは優しいの使う方がいいよ、という流行りに乗ってマイルドなクレンジングを使っていた。

要は、優しいクレンジングだけでは最近のメイクは落ちないということ。皮脂で崩れないメイクを求めておいて、皮脂に近い優しいクレンジングで落とすのは無理がある。

先生曰く選ぶべきなのは、ミネラルオイルやエステル系の成分が混ざったクレンジング。

しっかりと酸化亜鉛と皮脂がくっついたものを落とせる物を探したい。

酸化亜鉛を避ける?使う?

結局は、自分の肌質や欲しい効果で酸化亜鉛を使うも避けるも決まるのだ。

  • 酸化亜鉛を避ける: クレンジングの選び方が面倒、肌が弱い人
  • 酸化亜鉛を使う: 高い紫外線カット効果や皮脂テカリ防止効果を求める人

私の選択

私はこれからも酸化亜鉛を使っていきたい。皮脂テカだし、日焼けも光老化も嫌だから。

酸化亜鉛は、光老化の原因となるUV-Aをカットしてくれる素晴らしい成分。ノンケミカルでUV-Aをカットできるのは酸化亜鉛だけなのだ。


酸化亜鉛が何者か、何がどう悪いのか調べてみることで、酸化亜鉛が原因だとではないことが分かった。

危うくSNSの流行りに乗って、こんな素晴らしい酸化亜鉛を悪者扱いする所だった。

さて、次は酸化亜鉛と付き合い続けるためのクレンジングを探します

👉『崩れないメイクを落とすためのクレンジング

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